今日は痩せたかもしれない日記

痩せたかもしれない時に書きます

通常ではチャーハンのところを半チャーハンにしたので痩せ

駅のホームに滑るように電車が入ってきた。当駅発だから誰も乗っていない。一歩踏み出せばドアが開くように目の前にドアが現れて、踏み出す。ドアは開かない。もう一歩を踏み出せずかかとが地面に着いた時にドアが開く。中に入って座る。すぐに発車はせず、座りながらスマホか文庫本を見ようとしたら、早歩きで駅員が電車の中吊りを取って新しい広告に変えて行く。二歩進んで止まり外してつけて二歩進んで止まる。スムーズな動きでじっと見てしまった。対面で座っている人も同じようにそのスムーズな動きを見ていた。新たな広告は5月の下旬の催し物の紹介になっていて、ゴールデンウイークが終わったことをなんとなく実感した。明日から働きたくない。働き方を忘れてしまった。働き方改革でもう働かない手もあるのかもしれない。そしたらストレスで食べすぎることもなくなり痩せていくだろう。文学フリマの会場に着く。引っ越す前に比べるとだいぶ近くなったような気がする。前日にカタログを見ていたので、準備万端の文学フリマは久しぶりだった。そもそも文学フリマは苦手で小説を売るということがなんとなく苦手になってしまっていて、なんでこんなに苦手になっているのか、わからないけれど、直球すぎるのかもしれないし、素材を無理やり食べさせられているように思えてしまうのかもしれない。なんか違うかもしれないけれど、今回は主にエッセイを買う。今回は出てないし、もう小説本自体を3年近くは出していないし、書いていないのだけれど、出したい気持ちになった。全員と戦ってみたくなった。戦いじゃないのかもしれないのだけれど。会場は売っている人が何々さん来てくれたーと喜んでいて、その光景を見るたびに演劇の公演を見終わったときと同じ疎外感を感じる。白い会場の中にいる黒い影が自分でないことに、衝動が生まれてしまって、出していない手紙を待っている自分がどんどん嫌いになっていく。会場で知り合いに出会っても、声になるのは過去のことばかり。各地方で文学フリマが開催されますという言葉を聞いて外にでた。買った本を家に帰るまでに待ちきれず読んでいる人が外にはたくさんいた。その中に僕の本を読んでいる人はいない。憧れに一瞬だけ触れることができる場所だったけれど、疲弊してすり減ってしまって休止にしてしまったし、客観視できていないからどうしたら伝わるのかさえわからなくて、大丈夫伝わったと確信が持てた流れの物語作り始めてしまったら、自分が工場になって向上もしていなかった。どこに行けばいいんだろうとわからなくなって答えを知らないまま終わらせて、モノレールに乗る。昨日無印良品で文庫本を見たことを思い出す。あんな本を作れたらちょっとだけ面白いかもなと思った。モノレールに乗ると外に身を投げたくなる。好奇心だけの自殺願望で、地面がいつもより近くに感じてしまう。下を走る車が小さく見えて、外に見える看板は持っている本と変わらない大きさに感じる。だから降りるときはこのまま飛んでしまえば、と勘違いをする。滑らかに移動するモノレールは電車より狭いせいか自分という人格が消えそうになる。ただの荷物。人生のお荷物。太ったから運ぶには追加料金を取られてしまいそう。浜松町で降りて、新宿へ向かう。今日もまたブックオフへ行く。20パーセントの割引だけ通り道のブックオフへ足繫く通ってしまう自分の小ささを実感するけれど、体は大きいからと無理やり納得する。本を購入する。文学フリマでほとんど買わなかった小説を買う。なぜブックオフでは買う気になるのだろう。変わらない物語なはずなのに。僕が考える物語はもうやせ細くなってしまって、お金を払う価値もないくらいにみすぼらしい姿になってしまって、その代わりに僕が太ったのだろう。また小説を読み始める。久々の物語にどうやって文章を書いていたのか思い出す。遠くから投げてリズムを付けて文章にしていたことを思い出したの小説の冒頭のおかげ。ほとんど忘れてしまう。もう脳みそにも脂肪があるのかもしれない。これから会社説明会で語らなきゃいけないし、結婚式の2次会はあるし、大阪の文学フリマがある。自分が自分を肯定できるくらいには痩せておきたい。大丈夫。人と話すことができるって思うくらいに。今はもう過去を知っている人に会えないと思っている。もう醜い。小説も書けないし容姿も醜い僕が矢面に立つのはだめだ。もう少し見られるように、この日記も読まれるようにしなければ。
なので痩せる。今日はラーメンを食べてしまったので痩せないかと思ったけれど、いつもならチャーハンのところを半チャーハンにしたので痩せるだろう。